願いが叶う「キャンドルウィッシュ」って?
バースデーケーキにキャンドルを立て、「Happy Birthday to You~♪」の歌と共に、そのキャンドルを吹き消す。
自分の誕生日だけでなく、1年に何度となく出合う光景ですよね。
キャンドルを吹き消す時、欧米では(最近は日本でも?)周囲の人が「Make a wish!(願い事をして!)」といいます。
そして、主役である人は、願い事(ウィッシュ)を思い浮かべながらその炎を吹き消します。
誕生日の他に、満月の夜、願い事を書いた紙をキャンドルの下に敷き、燃え尽きるまで灯し続けると、その願いが叶うとの言い伝えもあるそうです。
このほかにもキャンドルを日々の生活に取り入れている欧米では、願い事を唱えながらキャンドルを吹き消す「キャンドルウィッシュ」が特別な日だけのものでなく、もっと日常的なもののようですね。
なんでも、「キャンドルには天使が宿っていて、願いを込めながら灯りを吹き消すと、天使がその願いを叶えてくれる」と信じられているとか。
電気を消し、ゆらゆら揺れる灯りを見つめながら、ちいさな天使に囁きかけるように、会話するように、自分の願う世界をイメージする。
なんだか想像するだけでも癒される感じがします。
なりたい自分に近づくために
天使にお願いするのは“一生に一度のお願い!”レベルでなく、日々のちょっとしたことでよいのです。
「明日のプレゼンがうまくいきますように」
「明日はデート。残業になりませんように」
などなど。
毎日寝る前に、翌日の小さなお願いを小さな天使にしてみるのはいかがでしょう?
誰しも“理想の生活”や“なりたい自分”というのを持っているものだと思うのですが、それは往々にして“一朝一夕”で手に入るものではないですよね。
例えば私は、「四季を味わいながら、日々を丁寧に暮らしたい」と思っています。
でも、仕事が結構忙しく、毎日何かに追われているような生活です。
そこで、毎日ベッドに入る前、10分だけキャンドルを灯して「なりたい自分」を思い描くことを始めました。そして、その自分に近づくために「明日、行動に起こしたいこと」を願いの形でつぶやき、灯りを吹き消してから眠るようにしています。
お願いしていることは「お花を買って活ける時間が持てますように」とか、「クローゼットの断捨離がうまくいきますように」とか、「おいしい旬の食材に出合えますように」とか、本当にたわいもないことです。
もちろん、すぐに何かが劇的に変わるわけではありません。
ただ、ほんの少しずつですが心にゆとりが生まれ、「丁寧な生活」を手に入れている感じがして、なんだか嬉しくなるのです。
5日間キャンドルを灯し続けるという、5大天使(ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル、メタトロン)を家に迎える「ホスティング・エンジェル」なるものは、世界のため、家族のため、自分のために願いを込めるようですが・・・。
まずは、一番身近な存在の“自分”のためにキャンドルウィッシュを始めてみてください。
自分の“なんだか嬉しい”ハッピィな感情が伝播して、周りの人もハッピィにできそうな気になってきますよ。
<キャンドルウィッシュの方法>
方法A
- キャンドルに火をつける
- お部屋の電気を消す
- 自分の願い事をイメージしながら、しばし瞑想する
- その際、深呼吸しながら香りを楽しむ
- 願い事を復唱する
- キャンドルの炎を吹き消す
- 完全に火が消えたことを確認する
では、お休みなさい・・・
方法B
- 願いを思い浮かべながら、紙に書く
- その紙をキャンドルのしたに置く
- キャンドルに火をつける
- お部屋の電気を消す
- 天使と会話するように願い事を唱える
- キャンドルの炎を吹き消す、もしくは燃え尽きるまで灯す
- 完全に火が消えたことを確認する
- お部屋の電気をつける
- 願い事を書いた紙を大事にしまう
では、また明日・・・

