揺らめく灯りと、ふわりとした香りがリラックス気分へと誘うアロマキャンドル。インテリアショップや雑誌ではよく見かけるけれど、購入する機会は少ないかも?
フランスに在住して思ったことは・・・。アロマキャンドルは、気分転換やムードを演出するアイテムとして、とても身近な存在であること。すぐにでも真似できそうなアロマキャンドルの使い方を、フランス人のライフスタイルから探ってみましょう。
フランス人のアロマキャンドルの選び方
アロマキャンドルと言っても種類が多いので、何を基準に選んだらよいのか迷ってしまいますよね。フランスでは、好みの香りに加え「シーンごとに使い分ける」人が多いようです。
「帰宅後にゆったり過ごしたいときには、キャンドルの素材や精油にこだわったもの」
「ホームパーティーには、男女ともに好き嫌いの少ない柑橘系やバニラの香りで、燃焼時間の長いもの」「恋人とロマンチックな時間を過ごしたいときには、ローズの香りのキャンドル」
など、シーンごとに使い分けている模様。
現地の友人に選び方のコツを尋ねてみたところ「入浴剤を選ぶような感覚で、その日の気分に合ったアロマキャンドルを選んでみては?」とのことです。これなら気軽に始められそうですし、選ぶのが楽しくなりそう!
旅先にも「好きな香り」で空間を演出
アロマキャンドルは、旅行中にも大活躍! バカンス先に日頃から愛用しているアロマキャンドルを持っていくことで、快適な空間を演出することができるのだとか。
逆に普段とは異なる香りのキャンドルを持っていけば、ホリデー気分がさらに盛り上がりそうですね!
使いかけのものを持ち運ぶ際には、フタ付きのものならそのまま、それ以外のものはアルミ箔で表面を覆って、タオルなどにくるんで持っていくと壊れにくくなりますよ。
寝室で彼女や妻を誘惑!?
ロマンチックムードの演出が、総じて上手なフランス人男性たち。そんな彼らにアロマキャンドルの使い方を聞いてみると「彼女や妻を誘惑したいときや記念日には、ベッドサイドにアロマキャンドルを置いておく」という意見が複数出ました。
また「うちの父(50代)は、浴室にアロマキャンドルを置いてバスタイムを楽しんでいる」といった声も。お父さん世代までアロマキャンドルとは……! それだけ、アロマキャンドルは身近な存在なのですね。
スーパーで気軽に買えるフランスのアロマキャンドルたち
専門店のアロマキャンドルは日本同様に高価なのですが、フランスでは、スーパーでもアロマキャンドルがたくさん!300円程度からあるため、気軽に購入できますよ。クリスマスやバレンタインなど、シーズンごとに新商品が登場するのも楽しい!
わたしが現在使用している「グレード アロマキャンドル」は、12月のホリデーシーズンに合わせて販売されたリミテッド・エディション。フルーツティーとマカロンを思わせる女性的な香りと、雪の結晶のデザインが気に入っています。
ホームフレグランスメーカー「Air Wick」や、生活日用品ブランド「Glade」を中心に、スーパーごとにオリジナルのアロマキャンドルを展開していて、香りやデザインもさまざま。灯をともすとキャンドルホルダーの色とアロマが変わる「Air Wick」のものは、香りだけでなく見た目も楽しいアイテム。デザイン性も高いので、インテリアの一部にもなるところがいいですよね。
リラックスタイムを演出するときだけでなく、肉料理を作ったあとのキッチンの臭いを消したり、トイレの消臭剤代わりしたり、ゲストを家に招くときに玄関に置いたりなど・・・。アロマキャンドルは日々のさまざまなシーンで大活躍しています。
フランス人のように手軽なものから肩肘張らずに、日々のさまざまなシーンに取り入れてみてはいかがでしょう。

