更新日2016.09.12

【雨の日もふっとばせ!プロが教える】沈んだ気分を上げるためのアロマ入門〜Part2~

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人間の五感のなかで嗅覚だけが、脳の本能的な部分に直結して働きかけ、それゆえ精油など良い匂いを持つものを利用することで、一気に気分が変わる。というお話をアロマセラピストの小松ゆり子さんに前回伺いました。(詳細はこちら) 

今回はそのことも踏まえ、アロマについてより深く教えてもらいながら、台風シーズンの鬱屈した気分を取り去るアロマをご紹介します。 

アロマには前回ご紹介した「鼻から脳」の経路以外に、もう2つの流入経路があるそうです。

「ひとつは、同じく鼻からですが肺に入っていくもの。もうひとつは皮膚から入っていくものです。それぞれをもう少し詳しく言うと、

①鼻→脳→司令→全身(自律神経、内分泌系を通じて)

②鼻→呼吸器→肺→血流→全身

③皮膚→真皮→血流→全身

となります」

 

――エッセンシャルオイルの特性が揮発性なことに加え、「香り」というと、どうしても「嗅ぐ」と結びついてしまいますが、皮膚から流入もあるとは。エッセンシャルオイルを体に塗りこみながらマッサージするアロマセラピー・トリートメントが心身を整えると言われているのも納得です。

「ただ、気分を変える目的ならば、アロマの効果を感じるために必ずしも皮膚に塗りこまなければいけないということはありませんよ。“嗅ぐ”ことでも十分な効果が得られます」

アロマキャンドルを灯し、深呼吸をしながら、アロマオイルでマッサージすると、トリプルで効果がありそうですね。

 「実際、オフィスなどでアロマを焚いたり、キャンドルを灯したりするのは難しいですよね。そんなときはスプレーでミストとして空気中にシュッと一噴きし、それを嗅ぐだけでOKです」

――ではどんな香りが、気分をあげるためには良いのでしょうか?

 「ローズマリーなんかは、集中力があがると言われていますね。血流を促進してくれて血行が良くなるので、体の熱があがるというか。エネルギーが湧く感じがします。

バジルも疲労回復の効果があると言われていて、やる気が起きないときには効果的ですね。

少しリラックスしながら気分を高めるなら、ベルガモットなんかもいいです。明るい柑橘系の精油ですが、明るいだけでなく気持ちに寄り添ってくれるような感じがします。優しいというと癒し効果のような気がしますが、落ち込んだ気分を和らげてくれるんです。

もし思いっきり優しい香りでリラックスしたいなら甘い香りも良いですね。ベンゾインという精油はバニラのような香りで、落ち込んだ気分を和らげてくれますよ。

明るい気分になりたいなら柑橘系、爽やかなハーブ系、落ち着きをもたらすウッディ系などの系統を参考にしても良いですし、それぞれの香りのキャラクターがあるので、それを知っていくと選びやすいと思います。 

でも一番良いのは、自分が【心地よい】と感じる香りを選ぶことです。あまり好きではない香りは、ストレスの元になり、たとえそのアロマに気分を上げる効能があったとしても効果は感じられないと思います。」

 ――香りがストレスになるんですね・・・。味と同様、香りにも好みがありますからね。

「アロマの伝わり方でもお話したように、アロマは本能を司る部分を直接刺激し、記憶とも深く関わるので、“この香りは気分があがる”ということを脳に覚えさせてしまうと良いでしょう。そして、例えばその香りを朝に嗅ぐ習慣をつければ、毎朝気分が上がった状態で出かけることができますよね」

小松さん曰く、アロマは“区切り”のツールにすると良いとのこと。 

 

――朝のやる気スイッチを入れるときに、ランチ休憩後“午後も頑張るぞ”と気合いを入れるときに、夜のリラックスモードに入るときに・・・。それぞれに合ったアロマを“区切り”にして気分をコントロールすると、生活にもリズムがついて1日を快活に過ごせそうですよね。

「香りを掛け合わせることもオススメです。例えば、パソコン仕事などが多い人には少しそうしたツールから離れる“デジタルデトックス”な時間をつくると良いのでは。そんな時にはローズマリー×バジル、ペパーミント×レモンといった組み合わせをオススメしています」

 

200種類もあるというアロマ。奥が深いですよね。いろいろ知っていくと面白いと思いますが、まずは好きな香りを “直感”で選んでみましょう!

次回は、アロマに包まれながら行う“続けられるストレッチ&ツボ押し”をご紹介します。

 

お話を伺った人

小松ゆり子さん:http://yurikokomatsu.com

編集者編集者
川口霖
川口霖 /ライター/編集者
30代半ばでイギリスへ。古いものと新しいもの、高価なものとチープなもの、それらをミックスしながら自分らしさを実現しているヨーロッパの生活を体験。日本でも実践できないものかと思案中。1歳の息子をオタクな旦那と育てながら、さまざまなwebサイトに関わっている。

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